日々のなごはく。

名護博物館ブログ

自然―陸

タイワンスジオ注意報

先日当館を訪れた沖縄県環境科学センターの方から、特定外来生物タイワンスジオの分布が北上しているというお話を伺いました。 タイワンスジオの注意喚起チラシ 名護市以北でタイワンスジオを見かけたら、ぜひ情報を寄せてほしいとのことでした。(※上のチラ…

秋の嘉津宇岳2021 その1 アカハラダカ・サシバ渡り調査

アカハラダカの群れ(2021年9月24日 嘉津宇岳)

黄金の輝き、オオゴマダラ

オオゴマダラのサナギ(2021年8月31日 名護市) 久々にオオゴマダラの黄金のサナギを目にしました。サナギのある日陰に木漏れ日が差しこんだ瞬間、輝きが増してとてもきれいでした。

今週の一枚 久志岳

沖縄自動車道から見える久志岳(2021年8月) 今週、名護から南へ向かう用事がありましたが、めずらしく運転手ではなかったので、沖縄自動車道から上の写真を撮ることができました。 名護市と宜野座村の境界あたりで、久志岳がきれいに見えるポイントがあり、…

フタオチョウ観察日記 2021 その4 サナギから羽化まで

名護博物館中庭に生えているヤエヤマネコノチチ。その葉の上で見つけた沖縄県天然記念物のフタオチョウ Polyura weismanni の卵や幼虫について、これまでの記事で何度か紹介してきました。 6月から7月中旬までの間に、4頭のフタオチョウが羽化したので、その…

フタオチョウ観察日記 2021 その3.5 中庭の生きものたち

羽化したフタオチョウ(2021年6月17日 名護博物館) しばらく更新できていなかったのですが、4月から観察を続けてきた名護博物館中庭のフタオチョウについて、6月17日の朝にはじめて羽化したチョウを確認することができました。

フタオチョウ観察日記 2021 その3 幼虫の食事

前回(下の記事)のつづきです。 これまでの観察で、どうやら中庭にいるフタオチョウ幼虫は特定の短い時間帯に食事をしているらしいことがわかってきました。 食事中のフタオチョウ幼虫(2021年6月10日 名護博物館)

ホタルのついでに夜の生きもの観察

題名にホタルと書いておいてホタルの写真は一枚もないのですが・・・! 記録を見返してみると、去年の今頃に名護市内でホタルの撮影をしていたようなので、今年はどんな感じなのか様子を見てきました。 ↑ 去年の記事 結果としては、オキナワスジボタルもクロ…

カラスの巣を取り除きました。

4月末の記事でお知らせし、その後新聞でも取り上げられて注意喚起していた敷地内のリュウキュウハシブトガラスの巣。 カラスも鳥獣保護管理法の対象のため、巣の中にヒナがいるうちは対処できなかったのですが、今月5日にヒナの巣立ちを確認したので取り除き…

フタオチョウ観察日記 2021 その2 そのほか

フタオチョウの幼虫(2021年6月2日 名護博物館) 4月の記事で紹介したフタオチョウですが、その後も観察を続けています。

アカギ枯れの被害、名護でも

ヨコバイのなかま Coloana arcuata (2021年5月27日 新博物館敷地) 今日の新聞(沖縄タイムス)に記事がありましたが、沖縄県内で猛威をふるいアカギの葉を枯らしている害虫の被害が名護市街地でもあちこちで見られます。 今日の朝、新博物館敷地で草刈り作…

バードウィークにイソヒヨドリの幼鳥

先週の5月10日から16日まではバードウィーク(愛鳥週間)でした。新聞でもこの関連の話題が多かったですね。 例年、名護博物館や名護博物館友の会で、バードウィークに合わせて観察会や展示会を行っていたのですが、コロナ禍や新博物館の準備なども重なり、…

一本のガジュマルにいろいろな虫

前回紹介したフタオチョウの観察(記事はこちら)をしているとき、ふと近くにあるガジュマルの木に目を移すと、きれいな昆虫が葉の上にとまっていました。 イヌビワオオハマキモドキ(2021年5月14日 名護博物館) 調べてみると、イヌビワオオハマキモドキと…

カラスの巣に用心を!

名護博物館の玄関脇(道路側)に生えているリュウキュウコクタン(クロキ)にハシブトガラスが巣を作っております。 リュウキュウハシブトガラスの巣(2021年4月30日 名護博物館) 周辺から集めてきたハンガーで作られた巣。カラスの巣としてはかなり低い場…

アマミタカチホヘビ、ミミズを丸のみ

先日の夜、ふらっと立ち寄った道路脇の側溝をのぞいてみたところ、アマミタカチホヘビがミミズを飲みこむナイスタイミングなシーンを見ることができました。 ミミズを食べるアマミタカチホヘビ(2021年4月28日 名護市内) 自分とさほど太さのかわらないミミ…

フタオチョウ観察日記 2021 その1

名護博物館中庭にフタオチョウの卵と幼虫を見つけて早5日。 卵はなくなってしまったのですが、幼虫は順調に大きくなっていました。 フタオチョウの幼虫(2021年4月15日 名護博物館) フタオチョウの幼虫らしくなりました。

ロードキル注意!イボイモリ活動中

今年も沖縄県の天然記念物イボイモリが産卵シーズンを迎えています。 イボイモリ(2021年4月13日 名護市内)

フタオチョウの来館と産卵

今日(4/10)のお昼前、事務室の外でウミガメの骨を洗っていたSさん(名護博物館友の会)が一声、「フタオチョウが飛んでいます」と。 すぐに外に出てみると、名護博物館の中庭にあるヤエヤマネコノチチの周りを2頭のフタオチョウ(沖縄県天然記念物)が飛び…

ヒイロトゲナシケバエ つながって飛ぶ、車にぶつかってくる虫

暖かくなってきた沖縄。今週のはじめ頃から、名護市内で「あの虫」が多数目撃されるようになってきました。 沖縄本島に住んでいる方の多くは、どこかでこの虫を見かけていないでしょうか?道路を走っていると、つながったまま車にぶつかってくるあの虫です。…

今年のカンヒザクラ、花ざかり

カンヒザクラ(2021年1月31日 本部町) 週末に名護市(名護岳)~本部町(八重岳)のカンヒザクラを見てきました。 ここ数年は満開の桜をあまり見た記憶がないのですが、今年は見事な桜を咲かしているように感じます。

ムーチービーサー

去った1月20日は、旧暦の12月8日。沖縄では鬼餅(オニムーチー)を食べて厄払いをする日でしたね。 スーパーなどの売場でもムーチーを見かけましたが、皆さんは食べられたでしょうか? ・・・さて、それより少し早めの1月9日、名護博物館友の会のSさんの協力…

帰る前に謎のビーチャー発見

先日の夜、帰ろうと思って戸締りをしていると、事務所から出て目の前にビーチャーの死がいが・・・! ワタセジネズミ(沖縄名ビーチャー 2020年12月 名護博物館) とても新鮮な状態で、数時間前にはそこにはありませんでした。 耳から多少の出血があったので…

今年のドングリ、実り具合はいかに・・・?

もうじき12月ですが、温かい日が続いている沖縄です。ドングリが実を付けるシーズンを迎えていますが、今年の実り具合はいかに・・・? アマミアラカシ(2020年11月 名護市内)

博物館庭にウグイス

先日の夕方、名護博物館の中庭にウグイスがうずくまっていました。ぐったりとした様子でしたが・・・ ウグイス(2020年11月13日 名護博物館中庭) 中庭にある木の枝に留めてあげると、しばらくして元気になったのか飛び去って行きました。よかったよかった。…

秋の嘉津宇岳2020 その6 ~アカハラダカ・サシバ渡り調査~

毎朝続けている嘉津宇岳のタカ渡り調査では、10月14日をピークにサシバのカウント数も落ち着いてきました。 本日(10月21日)は33羽のサシバが渡ったのみで、終息が近づいているように感じています。名護岳でも同様の傾向が見られているようです。 サシバの…

秋の嘉津宇岳2020 その4 ~タカ渡り調査と日月~

10月に入り、アカハラダカに加えてサシバが姿を現すようになりました。サシバはアカハラダカよりさらに朝早く渡っていきますので、6時台には現場に到着しています。 10月4日、6時過ぎに現場に着くと、ちょうど十六夜(いざよい)の月が嘉津宇岳のむこうへ沈…

秋の嘉津宇岳2020 その3 ~アカハラダカ・サシバ渡り調査~

ここ数日の朝は天気もよく、嘉津宇岳ではタカの渡りがコンスタントに観察されています。 アカハラダカのメス成鳥(2020年10月2日 嘉津宇岳)

秋の嘉津宇岳2020 その2 ~アカハラダカ・サシバ渡り調査~

本日(9/30)、嘉津宇岳では今年初のサシバとアサギマダラ(チョウ)を確認しました。残念ながら写真はないのですが・・・ アカハラダカは、9月23日に千羽弱の渡りをカウントしたのがピークで、その後は多くて一日に数百羽程度の確認に留まっています。 アカ…

名護博物館に珍客 フタオチョウ ほか

少し前のことですが、今月の中頃、名護博物館の中庭に生えているヤエヤマネコノチチに沖縄県の天然記念物であるフタオチョウが訪れているのを目にしました。 ヤエヤマネコノチチに訪れたフタオチョウ(2020年9月17日 名護博物館中庭)

秋の嘉津宇岳2020 その1 アカハラダカの渡り調査と観察会

今年もアカハラダカの秋の渡りのシーズンを迎えています。名護博物館と同友の会などのグループは、毎年9月から10月にかけて、北から南へ渡っていくアカハラダカ、サシバのカウント調査(名護岳・嘉津宇岳)を早朝に行っています。 このブログでは、私の担当…