日々のなごはく。

名護博物館ブログ

黄金の輝き、オオゴマダラ

オオゴマダラのサナギ(2021年8月31日 名護市) 久々にオオゴマダラの黄金のサナギを目にしました。サナギのある日陰に木漏れ日が差しこんだ瞬間、輝きが増してとてもきれいでした。

今週の一枚 久志岳

沖縄自動車道から見える久志岳(2021年8月) 今週、名護から南へ向かう用事がありましたが、めずらしく運転手ではなかったので、沖縄自動車道から上の写真を撮ることができました。 名護市と宜野座村の境界あたりで、久志岳がきれいに見えるポイントがあり、…

「なごはくサポーター」始動しました!

ホームページなどで5月に募集した「なごはくサポーター」について、応募してくださったメンバーの基本研修が終わり、今月からいよいよ始動しました! なごはくサポーター研修の様子(2021年7月 名護博物館)

アダンバァーのクラフトで出前授業

名護市内の高校(定時制)から、アダンの葉などを使った小物づくりの学習をしたいという相談を受け、「名護博物館友の会」の皆さんが中心となって出前授業を実施してきました。 アダン葉を使ったワークショップ(2021年7月30日 名護市内)

フタオチョウ観察日記 2021 その4 サナギから羽化まで

名護博物館中庭に生えているヤエヤマネコノチチ。その葉の上で見つけた沖縄県天然記念物のフタオチョウ Polyura weismanni の卵や幼虫について、これまでの記事で何度か紹介してきました。 6月から7月中旬までの間に、4頭のフタオチョウが羽化したので、その…

フタオチョウ観察日記 2021 その3.5 中庭の生きものたち

羽化したフタオチョウ(2021年6月17日 名護博物館) しばらく更新できていなかったのですが、4月から観察を続けてきた名護博物館中庭のフタオチョウについて、6月17日の朝にはじめて羽化したチョウを確認することができました。

フタオチョウ観察日記 2021 その3 幼虫の食事

前回(下の記事)のつづきです。 これまでの観察で、どうやら中庭にいるフタオチョウ幼虫は特定の短い時間帯に食事をしているらしいことがわかってきました。 食事中のフタオチョウ幼虫(2021年6月10日 名護博物館)

初夏の渓流を歩く(這う)

梅雨が続いている沖縄では、先月末から今月に入ってまとまった雨が降っていますが、そんな雨の合間をぬって名護市内の渓流に足を運びました。 アカボウズハゼのオス(2021年6月12日 名護市内) 今回の主目的の一つは、植物を見ることだったのですが、せっか…

ホタルのついでに夜の生きもの観察

題名にホタルと書いておいてホタルの写真は一枚もないのですが・・・! 記録を見返してみると、去年の今頃に名護市内でホタルの撮影をしていたようなので、今年はどんな感じなのか様子を見てきました。 ↑ 去年の記事 結果としては、オキナワスジボタルもクロ…

カラスの巣を取り除きました。

4月末の記事でお知らせし、その後新聞でも取り上げられて注意喚起していた敷地内のリュウキュウハシブトガラスの巣。 カラスも鳥獣保護管理法の対象のため、巣の中にヒナがいるうちは対処できなかったのですが、今月5日にヒナの巣立ちを確認したので取り除き…

フタオチョウ観察日記 2021 その2 そのほか

フタオチョウの幼虫(2021年6月2日 名護博物館) 4月の記事で紹介したフタオチョウですが、その後も観察を続けています。

アカギ枯れの被害、名護でも

ヨコバイのなかま Coloana arcuata (2021年5月27日 新博物館敷地) 今日の新聞(沖縄タイムス)に記事がありましたが、沖縄県内で猛威をふるいアカギの葉を枯らしている害虫の被害が名護市街地でもあちこちで見られます。 今日の朝、新博物館敷地で草刈り作…

皆既月食+スーパームーン

皆既月食(2021年5月26日 名護博物館より) 全国で話題となっていた皆既月食とスーパームーンのコラボ。皆さんは観察できたでしょうか?

キバラヨシノボリ、上流でひっそり命をつなぐ

この間年が明けたと思ったら、あっという間に5月になってしまったわけで・・・おそくなりましたが、今年初の水中観察に出かけました。 キバラヨシノボリの稚魚(2021年5月4日 名護市内)

バードウィークにイソヒヨドリの幼鳥

先週の5月10日から16日まではバードウィーク(愛鳥週間)でした。新聞でもこの関連の話題が多かったですね。 例年、名護博物館や名護博物館友の会で、バードウィークに合わせて観察会や展示会を行っていたのですが、コロナ禍や新博物館の準備なども重なり、…

一本のガジュマルにいろいろな虫

前回紹介したフタオチョウの観察(記事はこちら)をしているとき、ふと近くにあるガジュマルの木に目を移すと、きれいな昆虫が葉の上にとまっていました。 イヌビワオオハマキモドキ(2021年5月14日 名護博物館) 調べてみると、イヌビワオオハマキモドキと…

コアジサシのダイビングキャッチ

名護市を北上し、屋我地島へ向かう途中のこと。羽地内海の上を飛んでいるコアジサシ Sterna albifrons の姿を見つけました。 コアジサシ(2021年5月5日 羽地内海) コアジサシは、5~9月頃に南からやってきて沖縄で産卵・子育てを行う夏鳥です。 飛びこむ直…

カラスの巣に用心を!

名護博物館の玄関脇(道路側)に生えているリュウキュウコクタン(クロキ)にハシブトガラスが巣を作っております。 リュウキュウハシブトガラスの巣(2021年4月30日 名護博物館) 周辺から集めてきたハンガーで作られた巣。カラスの巣としてはかなり低い場…

アマミタカチホヘビ、ミミズを丸のみ

先日の夜、ふらっと立ち寄った道路脇の側溝をのぞいてみたところ、アマミタカチホヘビがミミズを飲みこむナイスタイミングなシーンを見ることができました。 ミミズを食べるアマミタカチホヘビ(2021年4月28日 名護市内) 自分とさほど太さのかわらないミミ…

フタオチョウ観察日記 2021 その1

名護博物館中庭にフタオチョウの卵と幼虫を見つけて早5日。 卵はなくなってしまったのですが、幼虫は順調に大きくなっていました。 フタオチョウの幼虫(2021年4月15日 名護博物館) フタオチョウの幼虫らしくなりました。

名護博物館前のヤエヤマスズコウジュ、満開!

ヤエヤマスズコウジュ(名護博物館前 2121年4月14日) 気づいたら、満開となっておりました。お近くを通る際は、ぜひ眺めてみてください。 (NM)

浜下り(ハマウリ)のシーズン

昨日(4月14日)は旧暦3月3日で浜下り(ハマウリ)の日でした。一年で最も潮が引く日で、多くの人が干潟やイノーへ出かけ潮干狩り等を行います。 その前日の13日、干潮の時間に合わせて名護市内の海へ足を運んでみました。 大潮干潮時の浅瀬(2021年4月13日 …

ロードキル注意!イボイモリ活動中

今年も沖縄県の天然記念物イボイモリが産卵シーズンを迎えています。 イボイモリ(2021年4月13日 名護市内)

春の彩り ~イチュビの瑞々しい実~

名護市内の林道脇で、リュウキュウイチゴ(沖縄名イチュビ)がみずみずしい実をたくさん付けていました。 リュウキュウイチゴ(2021年4月 名護市内) リュウキュウイチゴ(2021年4月 名護市内)

フタオチョウの来館と産卵

今日(4/10)のお昼前、事務室の外でウミガメの骨を洗っていたSさん(名護博物館友の会)が一声、「フタオチョウが飛んでいます」と。 すぐに外に出てみると、名護博物館の中庭にあるヤエヤマネコノチチの周りを2頭のフタオチョウ(沖縄県天然記念物)が飛び…

ヒイロトゲナシケバエ つながって飛ぶ、車にぶつかってくる虫

暖かくなってきた沖縄。今週のはじめ頃から、名護市内で「あの虫」が多数目撃されるようになってきました。 沖縄本島に住んでいる方の多くは、どこかでこの虫を見かけていないでしょうか?道路を走っていると、つながったまま車にぶつかってくるあの虫です。…

自然史資料作製・整理中!その3 アオウミガメ骨格の掘り出し

骨格標本用に埋めておいたアオウミガメを掘り出しました。以前このブログで紹介した、名護市内の砂浜に死体で漂着したものです。 ↓ 紹介記事 掘り出したアオウミガメの鰭(ひれ)の骨格

今年のカンヒザクラ、花ざかり

カンヒザクラ(2021年1月31日 本部町) 週末に名護市(名護岳)~本部町(八重岳)のカンヒザクラを見てきました。 ここ数年は満開の桜をあまり見た記憶がないのですが、今年は見事な桜を咲かしているように感じます。

ザトウクジラのシーズン

伊江島フェリーとザトウクジラ(2021年1月31日 本部町) ザトウクジラが沖縄に訪れるシーズンを迎えました。 上の写真は、本部町を訪れたときに陸から見えたザトウクジラです。伊江島の近くで豪快にジャンプしていました。きっと伊江島フェリーに乗っていた…

ムーチービーサー

去った1月20日は、旧暦の12月8日。沖縄では鬼餅(オニムーチー)を食べて厄払いをする日でしたね。 スーパーなどの売場でもムーチーを見かけましたが、皆さんは食べられたでしょうか? ・・・さて、それより少し早めの1月9日、名護博物館友の会のSさんの協力…